夜中の警告アラーム

私は人工呼吸器です。人の呼吸を助けます。とある病院のとある患者に人工呼吸器が付きました。人の呼吸に合わえて呼吸を助けることができます。患者の肺の硬さや肺が換気した空気の量を観測できます。臨床工学技士が機械の設定を調節できます。ある日の夜、夜勤帯の看護師さんの会話。「なんか、最近の機械ってよくわからないのよ。」「そうそう、こんな人工呼吸器を患者につけるなんて、もったいないし使い方がわからないね。」とのとき、換気量低下でアラームが鳴りました。私が患者の呼吸が悪くなったのを教えたのです。「なんか鳴ってるよ」「うるさいから、アラームを止めましょう。」パチとアラームが止められました。患者の状態は悪化しているのに!!次の朝、患者さんは安らかに永眠されました。