上気道炎(かぜ)とコロナウイルスでの死亡

4月21日コロナウイルスで死亡された方の冥福を祈る。

上気道炎(かぜ)による死亡率は明確にはなっていません。冬の時期にかなりの老人が上気道炎になり体が弱り肺炎を合併しています。死亡診断書には肺炎による死亡と書かれます。今回のコロナウイルス感染後の肺炎はコロナウイルス感染による間質性肺炎と死亡診断書に書かれるはずです。PCRの影響により上気道炎後に死亡する患者さんの死亡診断がより細分化されているだけのように思います。2016年における肺炎死亡は男女合計で119,300人に達することからすると1日当たり326人の死亡となります。これはコロナウイルス感染による15人/日よりずっと多いのです。また、肺炎の死亡もウイルスか細菌かわからない症例もたびたびあり区別できないことも多いのです。厚生省によれば「例年のインフルエンザの感染者数は、国内で推定約1000万人いると言われています。
国内の2000年以降の死因別死亡者数では、年間でインフルエンザによる死亡数は214(2001年)~1818(2005年)人です。
また、直接的及び間接的にインフルエンザの流行によって生じた死亡を推計する超過死亡概念というものがあり、この推計によりインフルエンザによる年間死亡者数は、世界で約25~50万人、日本で約1万人と推計されています。」

コロナ肺炎におびえる人たちに合理的な判断をしていただきたい。コロナウイルスは一般の流行風邪に比べて恐ろしいといえるのでしょうか?